こんにちは。
今までは、女性の人物デッサンを描いてきましたが、今回は男性をモチーフにした鉛筆デッサンの作品です。
男性をモチーフはこれが初めてだったので、今までにないモデルだったので描くのが楽しかったのが印象にあります。
男性はほりも深く、アタリなどもつけやすくて、描きやすかった上に今までにないモチーフだったのでデッサンがとても楽しかったです。
今回の記事では、鉛筆デッサンの作品としての忘備録として残していきます。
鉛筆デッサンの作品④「男性のベリーショート(ヒゲ)」
完成型はこんな感じの男性です。
かなり精密さにこだわりをもちました。
さらに、色黒な肌の質感はとても難易度が高かったです。
とにかく肌黒さは描写するのが難しい!!!
まずは、基本の肌を濃いめのベースにして描きます。
優しいタッチで調子をつけていきます。
優しいタッチをするためにはいくつかのポイントがありますのでご紹介していきます。
鉛筆の下の方を優しく持つことで、大きいストロークを描くことができるので、肌の質感のようなやわらかくて大きな部分の質感を描くときに、鉛筆を長めに持って、肌の質感をつくっていきます。
鉛筆の芯の側面を使い、弱めの筆圧で徐々に濃いめに描くようにしましょう。
肌は、基本的には丸みがあるので、調子をつけるときには円を描くようにして、滑らかな面をつくっていきます。
これは、素材によって変えたりもしていきます。
人物画では、ラフ画以外でも肌の質感をつくるのに、さまざまな質感に役に立つのがこのやわらかいタッチです。
タッチを間違えば、黒すぎることにもなるので注意が必要です。
男性の目は女性と違い、奥行きもあり何層にも分かれていたので描きやすかったです。
顔のほりなど特徴があってくれたので、スムーズに描き進むことができました。
リアルな目には注意点がいくつかあります。
- 目は球体
- 光沢がある
- 目にもパース(奥行き)がある
- まつ毛や目の毛は細かく
人の目には、黒や白や光源などさまざまな色彩があり、難易度が高いです。それだけでなくまつ毛や、近くには眉毛まであります。
目の眼球は球体になっているのは、ご存知でしょうが球体で描くことは安易ではありません、目のパースと組み合わせて、リアルな目を再現するのはとても難しいのです
小ジワや産毛によっても、リアルさが再現できるので、硬くて細い鉛筆をつくっておきましょう。
目のラインも何層にもぼかしをいれることでリアルさができます、目のような線のラインには綿棒のぼかしを使いましょう。
仕上げには、できるだけコントラストの強弱をつけれるように、モチーフを見ながら描写していきます。
全体通して言える事ですが、鉛筆は入れれば入れるほど「質感」が良くなり、リアルさがでてきます。
リアルな質感をつくるために、しっかり手間をかけてあげましょう。
髪も難易度が高くて、散り散りにある白髪は難しいかった。
髪だけでなくひげにもあるのは神経使いました。
白髪は基本的には「ペン型消しゴム」と「練りゴム」で描写するので、間違えれないというか修正がきかなので、細心の注意を。
消しゴムは、練り消しゴムよりも白くシャープな質感になるのが特徴です。
ペンタイプのもので、ハイライト(白い線)を描くような感覚で、ヒゲと髪の白髪を描写します。
ベースとして鉛筆でエスキース、アタリと調子である程度ベースを描写した後に、消しゴムと練りゴムを多用して白髪の描写、金髪や白髪などを表現できます。
その際に、紙のハイライト・コントラストとして描写するか、金髪や白髪といったベースとして描写するかは全体の割合によっても違ってきます。
入れすぎると、全体の印象が弱くなるのが注意点です
ほりが深いために描いていても、表現がすぐでてくれたので描いていても楽しかったイメージです。
男性からトレーニングするのはいいかもですね。
今回のデッサンをまとめると・・
- 白髪の描写は消しゴムと練りゴム
- 男性はほりを濃いめのタッチで描く
- 髪の描写が雑だったこと
- 男性を描くのは楽しかった
男性は、パーツが小さめでバランスがずれると命取りになるために大変です。
総合的には、バランスは少し崩れてしまいましたが、とても満足のいく作品にはなりました。
時間的には、約20時間ほどで完成なのでこれまた描き込むことでよりリアルさが再現できると思います。
しっかりとトレーニングを積んでいきます。