こんにちは。
今回の記事では、鉛筆デッサンにおけるリアルな肌の描写についてを紹介していきます。
人物デッサンの中では、面で描写するのが基本となるのが「肌の描写」です。
「肌って白だから描かなくてもいいんじゃないの?」
って思っているとリアルな肌は再現できません。
実は、肌色を再現するテクニックが鉛筆デッサンにはあります。
今回の記事では、できるだけわかりやすく「リアルな肌を再現する方法」についてを紹介していきます。
鉛筆デッサンの「リアルな肌の描写」について
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![](https://i1.wp.com/drawingpencilweb.com/wp-content/uploads/2018/01/1826c172cf30620d747d0ad7a68cdd0d.jpg?resize=531%2C738&ssl=1)
肌をリアル表現にするためには、鉛筆の削り方がとても重要になります。
デッサンに使用する鉛筆は、芯の先端と側面の両方を使用するため、基本的にカッターで削ります。
肌は基本的に面を使って描写するために、鉛筆の芯の作り方が重要となります。
鉛筆の芯が短いと芯の側面が使いづらく、長すぎると筆圧を強くすることができないため、芯を削る角度に気をつけながらトレーニングする必要があります。
ポイントは鉛筆の先端も側面も両方を使えるような鉛筆にすることが重要です。そのためにデッサンを描く時は細長く削るようにする必要があります。
肌を描くやすくする鉛筆の芯を削る
- 鉛筆の芯から約5㎝ほど離した位置でカッターをおいて削る
- カッターは動かさずに鉛筆を回しながら削る
- 木の部分と芯の部分をキレイに調整していく
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できるだけ面をつくりやすくするための鉛筆を削るようにしましょう。
優しいタッチで描写する
優しいタッチで調子をつけていきます。
優しいタッチをするためにはいくつかのポイントがありますのでご紹介していきます。
鉛筆の下の方を優しく持つことで、大きいストロークを描くことができるので、肌の質感のようなやわらかくて大きな部分の質感を描くときに、鉛筆を長めに持って、肌の質感をつくっていきます。
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鉛筆の芯の側面を使い、弱めの筆圧で描くようにしましょう。
肌は、基本的には丸みがあるので、調子をつけるときには円を描くようにして、滑らかな面をつくっていきます。
これは、素材によって変えたりもしていきます。
人物画では、ラフ画以外でも肌の質感をつくるのに、さまざまな質感に役に立つのがこのやわらかいタッチです。
ぼかして描写
「ぼかし」は鉛筆の調子を馴染ませてくれて調子を整えてくれます。
肌の調子をつけたあとに、「ぼかし」を入れて馴染ませていくことは、肌の質感をリアルに表現するためには必要不可欠です。
ティッシュペーパーで画面を擦って、広い範囲の色の調子を出したい時に使用します。
ティッシュでぼかす
肌や装飾などの広い部分をぼかすのにテッシュペーバーでぼかします。
広い箇所ぼかすことができて、面でぼかすことができるので、やわらかい質感や調子になります。
肌などは、面でぼかしてながらグラデーションをつけることでリアルに肌を再現することができます。
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ティッシュと綿棒では広さによって使い分けができます、できるだけ描いているものの素材を壊さないように優しいものをつかうのがおすすめです。
鉛筆だけでつくるのではなくて、テッシュと綿棒でつくるとやわらかく薄い質感、そして何よりも馴染みが良くなります。
【まとめ】肌の質感を描写は「やわらかい面のグラデーション」
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上記のそれぞれのことを繰り返して、調子をつけていくことで、肌の奥行きがつき、よりリアルな肌が再現することができます。
「やわらかいタッチのストロークで調子をつける➔ぼかす➔繰り返し」
この一連の流れを繰り返して、描写することで肌のグラデーションを再現することができます。
奥行きのある輪郭線などはできるだけ、濃いめのタッチで徐々にグラデーションにしていき、頬骨のように光源の当たる箇所には消しゴムでハイライトをいれてあげると、コントラストもつくのでおすすめです。
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鉛筆デッサンのタッチは、とても奥深いものなので、「ぼかし」や「タッチ」、消しゴム練り消しゴムなども多用してリアルな肌をつくってみてください。
手間をかければかけるほど、リアルになりますよ。
ご参考になれば幸いです。
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