こんにちは。
今回の記事では、人の顔を鉛筆デッサンする時の「リアルな目の描き方」で最も大切なことについてを解説します。
人の顔で、目というのはとても重要で、こだわりだすと、いくらでも描くことができます。
そのために「目をリアルに描くことができない」
という悩みも少なくはありません。
実際に、目は描写する内容がとても濃ゆく、とても難易度が高いパーツです。
そんな「目が上手くリアルに描けない」って人のために、リアルな鉛筆デッサンの目を上手く描くコツを、わかりやすくまとめてみました。
鉛筆デッサンの「リアルな目の描き方」
今回の記事では、鉛筆デッサンでのリアルな目の描き方についてをご紹介します。
基本的に、ぼくの目指す「リアル」というのは限りなく写真に近いというようなものをリアルとカテゴライズしています。
つまり、モチーフをしっかり観察して、描写しては、修正修正での描き方です。
「描写➔ぼかし➔描写➔ぼかし」という流れでのつくる何層にもなるグラデーションで、つくるのがぼくの言うリアルさです。
リアルな目を描く時の鉛筆画材
具体的にすると、ぼくは目を描写する時にはよく3種類以上の鉛筆を使用することが多いです。
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例えば、ラフなアタリは2Bをメインに使って、アイラインは6Bを、眼球は8Bを、まつげや細かなしわはFなどを使って描写をします。
あとは、加減などで調整をすることで、細かい描写をすることができます。
目はぼかしなども重要になります。
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ティッシュペーパーや綿棒などを使い、鉛筆の調子を馴染ませながらいくつもグラデーションをつくっていきます。
目を人にとっても重要なパーツになります。角度や向きがちがうだけイメージとかけ離れてしまったりもします。
「リアルな目を描く」の描き方
リアルな目には注意点がいくつかあります。
- 目は球体
- 光沢がある
- 目にもパース(奥行き)がある
- まつ毛や目の毛は細かく
人の目には、黒や白や光源などさまざまな色彩があり、難易度が高いです。それだけでなくまつ毛や、近くには眉毛まであります。
目の眼球は球体になっているのは、ご存知でしょうが球体で描くことは安易ではありません、目のパースと組み合わせて、リアルな目を再現するのはとても難しいのです。
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上記の4つを意識してリアルな目に挑戦してみてください。
大きい目を描くとかなり大変なので、まずは小さい目から徐々にステップアップしていくと描きやすいと思います。
リアルな目の描き方「作業工程」
ラフ状態、1mm単位で調整しないとすぐバランスが崩れるので、デスケルなどでモチーフとの調整を入念にしていきましょう。
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この、エスキースが1番大事だと思っています。
これを適当にすると、目が別人になるだけでモチーフとかけ離れてしまいます、ぼくはこの作業にかなり時間を費やします。
ぼくの場合は、肌からつくります。
やわらかいタッチでつくりぼかしでグラデーションをつくり肌を再現していきます。
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肌からサクッとつくるほうが気持ちがノッてくるので、描いていても楽しいのでおすすめです。
リアルな肌や、柔らかい肌の質感はティッシュや指でぼかしていきます。
肌は面になっているので、細かい調整以外は基本ティッシュペーパーでぼかしをつくります(ぼくは細かい調整もティッシュペーパーを指にまきつけてしますけど)。
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目を描く前には、必ず肌の質感を描いてからの方が、効率が良いです。
「目」はとても繊細なので、周りから固めていくという流れです。
鉛筆を立て気味の濃いタッチで描いていきます。少し濃い6Bで目のアタリをつけていきます。
力はあまり入れないように気をつけましょう。
目はかなり重要なので何回も書き直します。
このままだと、鉛筆感が残っているので、「目」の感じとバランスを見ながら、陰影もしっかりとつけていきます。
リアルさをだすためには、何層にもグラデーションをつけていかなければいけません。
小ジワや産毛によっても、リアルさが再現できるので、硬くて細い鉛筆をつくっておきましょう。
目のラインも何層にもぼかしをいれることでリアルさができます、目のような線のラインには綿棒のぼかしを使いましょう。
仕上げには、できるだけコントラストの強弱をつけれるように、モチーフを見ながら描写していきます。
全体通して言える事ですが、鉛筆は入れれば入れるほど「質感」が良くなり、リアルさがでてきます。
リアルな質感をつくるために、しっかり手間をかけてあげましょう。
【次のベージではiPad(Procreate)でリアルな目を書いてみたのでご紹介していきます。】