こんにちは。
最近はアクセサリーをリアルに描くことに凝っています。
と、言うのも人物デッサンを描いていると、金属系のアクセサリーは、デッサン全体のアクセントになってくれるので、一気に作品が映えてくれます。
「金属感って、どうやって描くの?」
と悩む人も少なくありません。
金属や物のデッサンから入っている人ならば、描くのは訳ありませんが、人物ばかり描いている人だと難易度は高いものです。
しかし、コツさえ掴めれば金属も割りと簡単に描くことができるので、今回の記事では、アクセサリーなどの金属の描写のコツを分かりやすく紹介していきます。
鉛筆デッサンでアクセサリー(金属)をリアルに描くのコツ
直線的な強いタッチを多用して、硬質感を出すことと、表面に映り込む景色を丁寧に描くことの2点がポイントとなります。
タッチが目立ちすぎないように、加減しながら、金属らしい硬質感を表現していきましょう。
- タッチやハイライトで金属らしい質感を表現する
- 金属のツヤ感や陰影を丁寧に描くようにする
鉛筆デッサンで「金属」を描く流れ
基本的なことと言えば基本的なことなのですが、輪郭線のコントラストをしっかりとつけることがとても大切なことになります。
まずは、全体にエスキースし、アタリをとっていきます。細かいディティールに目がいってしまいがちですが、全体のバランスを見ながらシンプルに形を捉えるようにします。
かなり繊細な描写になります。金属なので歪みは目立つので基本は直線、バランスの良い曲線になるようにしっかりと見ながら描きます。
形をよく観察し、軽く陰影をつけながら、端々の形を具体的にとっていきます。
立体感を出すために、曲線が張り出しているところには濃い色をいれていきます。しかし、最初は光の反射や物の映り込みは細かく描写せずに、薄いタッチで入れていくことがおすすめです。
金属のツヤ感は、全体をティッシュペーパーでぼかして表現すると近いものができます。
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陰となる所は、しっかりとぼかして、光が当たっている側はうすくぼかすように、モチーフを見ながら工夫して調整しましょう。
形が、複雑なところやポットの光沢が際立つところを積極的に描いていきます。陰の部分には練り消しゴムでハイライトを入れたりすることで、色のコントラストが強くなり金属らしい表現にもなります。
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金属の縁には、消しゴムでハイライトを入れて、全体的な色の濃淡の調整すると「らしさ」が生まれます。
【まとめ】金属はコントラストのつけ方がコツ!
金属は、ほんと近くで見ないとわからない程度に、少しづつ陰影をつけています。
力が入りすぎたら、練りゴムの先端を尖らせてぼかしたりして、調子を弱めにぼかしたりして調整して陰影をつけています。
一緒に描いているモチーフの肌との色のバランスも重要になるので、よく観察してから陰影をつけて、コントラストをつけてアクセサリー感を表現しています。
肌と金属の違いを陰影で表現することもコツの1つです。
金属のコツをつかむのには、やはりコントラスト(陰影)が重要になります。
線と線のつなぎめや、影が生まれるところなど、きちんと観察しながら描写することが大切になります。
逆に、強めの線ばかり入れるのではなく、練りゴムや消しゴムで弱くすることによってより演出になったりもするのでおすすめです。