こんにちは。
今回はショートモデルです。
前回は、鉛筆デッサンを意識して描き始めて、約半年ほどで描けた作品だったので、わりと満足していたので、そのままスパライラルアップを狙って続けて描きました。
今回はショートの女性を描いてみました。
今回の記事では、鉛筆デッサンの作品としての忘備録として残していきます。
鉛筆デッサンの作品②「女性のショート」
全体的に、仕上がりをディープな印象に寄せていきたかったためにタッチの回数を増やして、濃いめの描写にしています。
そして今回の作品では、目元にかなりフォーカスしました。
リアルな目には注意点がいくつかあります。
- 目は球体
- 光沢がある
- 目にもパース(奥行き)がある
- まつ毛や目の毛は細かく
人の目には、黒や白や光源などさまざまな色彩があり難易度が高いです。
それだけでなくまつ毛や、近くには眉毛まであります。
目の眼球は球体になっているのは、ご存知でしょうが球体で描くことは安易ではありません。
目のパースと組み合わせて、リアルな目を再現するのはとても難しいのです。
個人的にはこの「目」はとてもしっくりきて、眉毛のリアル感もとても良い仕上がりになりました。
目元では「F」「2B」「6B」をメインに使用していましたが、使い分けがかなり良い方向にいきパースの感覚をつかめた感じです。
バランスを調整するために、パースも意識しタッチの加減などとても良いトレーニングになりました。
鉛筆の先端を使用して、直線を刻む硬めのタッチを意識しながら描写しました。
影になっている部分など、面を表現するときに多用します。
さらに、アウトライン(デッサンの輪郭線)などを、仕上げの際に硬いタッチで描くことでコントラストがついてくれて、立体感を表現もしてくれるので、仕上げの時に多用します。
これらの、やわらかいタッチと硬いタッチを基本軸によって以下のタッチと組み合わせることでも大きく変わります
しかし、鉛筆の濃さの加減のコントロールがすごく難しく、全体的に暗めな印象のデッサン作品となりました。
パーツパーツは良い感覚でしたが全体感でデッサン感(鉛筆感)が抜けずに終わってしまいました。く〜残念。
全体をまとめると、一つ一つのパーツにフォーカスしすぎて全体のバランスを崩してしまった作品でした。
- 濃いめの印象はタッチ加減
- パースが超重要
- ディティールのトレーニング
- 俯瞰で見ること
- 硬いタッチと柔らかいタッチの使い分け
悪くはないのでしょうが、残念な仕上がりでした。
ディープな作品にチャレンジするにはまだ時期尚早な感じです。
とくに硬めなタッチにすると柔らかいタッチにシフトチェンジができなかったりもして鉛筆感が抜けなかったので、その辺をトレーニングしていこうと思います。