鉛筆デッサンで使う「練り消しゴム」
デッサンをする上で最も多用する道具が「練り消しゴム」です。
修正したいところを消したり、色の調子を整えたりする時に使います。自由に形を変えることができるのが特徴の1つです。
練りゴムとは、完全な固形ではなく粘度状に整形された消しゴムのことです。
練りゴムの特徴
以下の特徴があります。
- 形を自由に変えられる
- 画材を傷めにくい
- 消しゴムと比べて柔らかい
- 消しゴムと比べて消えにくい
- 粘性があるために色んな物が付着しやすい
消しゴムを自在に形を操れる粘性のある消しゴムということです。
練り消しゴムの使い方
練りゴムは体温程度の熱で柔らかくなりますが、保管してる状態ではそれなりに固く弾力のあるゴム状の固まりになります。
基本的な使い方では、特性を活かしてちぎるたりして分裂させたり、つまみ先端をつくったりすることは簡単で実際に使う前に少量をちぎり、指先でこねて先端をとがらせるようにして、細かい部分で使用したりします。
ある程度デッサンに慣れてくれば、かなりの頻度で使用することになります。
先端で線に使う場合おありますし、ベタッと平にして面としてぼかしたりと使う場面が多くなります。
線を入れる
平たくして、一部分だけをつまんで尖らす。
尖った先端の練り消しゴムのエッジを利用して細い白線を描くことができます。
ぼかす
練り消しゴムを平たくして、画面の表面を優しくなでたりする。
調子を弱めたり、鉛筆の色を薄くして質感をつくることができる。
強く消す
練り消しゴムをよく練り、指に力を入れて消すことで、消しゴムと同じように全体を白く消すことができる。
消しゴムに比べてシャープさがないので、様子を見たい時に多用していきます。
指でスタンプする
少量の練り消しゴムを指先につけて画面を強く押すように消すことで、白い斑点のような調子をとることができます。
ぼかしと組み合わせることで、調子をつくることができます。
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【まとめ】消しゴムと練り消しゴムは鉛筆と同じぐらいに多用する道具
消しゴムと練り消しゴムはデッサンにおいて、非常に重要な道具の1つです。
とくに練り消しゴムは、自在に形を変えられることから、さまざまなポイントで使用することができます。
消すという特性を活かして、描くのが消しゴムと練り消しゴムの特徴です。その中で使用したときの特徴によって使い分けることで鉛筆の種類以上にデッサンの幅が広がっていってくれます。
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鉛筆と同じぐらいに多用する道具なので、鉛筆と同じく使い方を練習していきましょう。
ご参考ください。