今回の記事では人物デッサンの基礎について思いついた事を書いてみます。
「鉛筆デッサンが中々書けないよ〜」
っていう人に共通しているのが鉛筆デッサンの基礎が理解できていないということが大半を占めている気がします。
鉛筆デッサンには、基本の中の基礎を理解することでだいぶ成果が変わってくると感じます。
でも、そういう悩みがある人に向けて、リアルな鉛筆デッサンの基礎についてをわかりやすく解説していきます。でもこれはあくまで、ぼく個人の基礎なので参考程度にお考えくださいね。
鉛筆デッサンの基本の「き」
鉛筆デッサンとは、対象物(モチーフ)の特性や構造、光がどこからくるかなどを深く観察し理解して、そこに最も適した技術(描写・技法)を使い画面に再現していく行為です。
絵画をはじめとする彫刻や工芸、またはデザインなど美術の表現活動においても、デッサンは最も大切な基盤となるのです。
デッサンの基礎の中でとくに重要となるのをまとめてみました。
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デッサンの基礎について
- バランス(空間・構図)
- 質感
- 明暗
- 彩度
- 回数
ぼくの中でとても重要で大切な事です。
一つ一つを分かりやすく解説していきます。
バランス(空間・構図)
これはいわいるバースと言われるものです。
パースとは? パースペクティブという遠近法の事です。主には風景を描く際に必要になる技法としてパースがあります。
人物デッサンを描く時にはパースは必要ないという方も中にはいらっしゃいますが、ぼくはかなり重要なものだと感じています。
パースという遠近法をを使い、人物でもパース線を描きバランスをとるようにしています。
バランスというのは人物デッサンにとっては最重要事項です。デッサンは素描とう意味もあり輪郭線を軸にバランスをとりますが、パースで精密にする事が大切です
質感
質感とは〇〇っぽさをつくるという事です。それは細かさとペンシルタッチで表現します。
やわらかいものほど繊細なタッチでつくります、そしてなにより大事になるのはグラデーションです。
線のストロークを重ね鉛筆の濃さとタッチでグラデーションをつくります。
明暗(陰影)
明部と暗部というものがあります、簡単に言うと明るい所と暗い所です。
そして明暗の境界線です。
人体モデルは平面である所はほぼありません、ほとんどが丸みをおびています。
光源からの光からの明暗(陰影)を表現する事でリアリティがでます。
彩度
鉛筆に彩度なんかはないと言うあなた!!
しかし人体モデルの人でも肌の色や髪の色、服の色のコントロールをしなければいけません。それが鉛筆の濃さです。
回数
最後に回数です。
デッサンに終わりはありません。描き続けろと言われると永遠と描けるはずですそれがデッサンです。
できるだけ多く鉛筆を入れる事で輪郭線がなくなりリアリティが生まれます。
鉛筆デッサンの「基礎」をまとめると・・
デッサンの基礎として必要になるのは
- バランス(空間・構図)
- 質感
- 明暗
- 彩度
- 回数
デッサンをする力は言語力などと同じではじめから備わっているものではなく、デッサンを行っていく中で習得していくものです。
技術を習得するまでの道のりは長いですが、なんどもデッサンを繰り返すなかで自然と使いこなせるようになるはずです。
デッサン力が身につくと世界の見え方が変わります。
ぜひ、最初の一歩を踏み出し、デッサンを描いていきましょう。
デッサンを描いていく中で、その魅力を体験してほしいと思いこのブログを日々書いています。