iPadでも「リアルな口」を描いてみた
さらに、procreate でもリアルな口を描いてみました。
鉛筆の要領で描いているので、コツを掴めば、このぐらいならば、簡単に描きすすめることができます。
口も目と同じ画材をしようしています。
関連記事>>>人の顔を鉛筆デッサンする時のリアルな目の描き方を解説
iPadでの使用画材は、HB、6B、8B、消しゴム、ぼかしの4種類です。
鉛筆の種類は3種類ですが、どの鉛筆も筆圧である程度の微調整ができるので3種類ですが、実際はかなりの多さになります。
口もとても描写がしやすいです。
線でなく面なので削り工程のないデジタルですが、とても簡単です。
写真でも少し途中経過を解説していきます。
(上:下書き1 下:下書き2)
唇は薄く調子をぼかしながら、何層も重ねてグラデーションをつくることがポイントになります。
硬い質感を描いてしまうと、違和感が生まれてしまうので、肌の優しくやわらかい質感からの、自然なグラデーションで口を描くのが基本です。
(上:下書き3 下:下書き4)
ある程度、質感が描けると細かいディティールを線で描くことでリアルな口になります。
ポイントで陰影の濃さを調整すると、パーツパースがつくのでよりリアルになります。
(上:下書き5 下:下書き6)
消しゴムや練りゴムを加えることで、ツヤ感やがでます。
さらに、ティッシュでぼかしを入れると口ならではのやわらかさが描写できます。
10分間でサクッと描いてみましたが、それなりに上手く描けたのではないかなと思っております。
こういうのも慣れになるので、数多くさまざまな口や唇を描くのがおすすめです。
鉛筆デッサンの「リアルな口の描き方」まとめ
鉛筆版とデジタル版と両方で描いてみましたが、口は難易度の高いパーツです。
唇や細かい陰影や、唇のシワなどその人の特徴がおおいにあらわれる場所でもあるので、どれだけ描いても新鮮なので楽しいです。
口だけでなく全体通して言えることですが、やはり手間をかけて何層にもグラデーションをつけることが、鉛筆デッサンにおける「リアルさ」を出すコツになります。
描写する時には、よく観察して、口のパースをより精密に描写し、太細、濃薄を的確に表現することが、とても重要になるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。